XDNAコイン MasterNodeセットアップ編 その2


前回は、サーバの構築方法とWalletのインストールについてご説明しました。
今回は、実際にマスターノードを動作させるための手法についてご説明します。
前回までのご説明でマスターノード用のサーバとそれをコントロールする為のWalletは既に揃っているはずです。その条件を元に以降のガイドをさせていただきます。
まだ、[その1]を読んでいない方は[こちら]へ。




1.取引所で得たコインをMy Walletへ送りましょう。

    (1)受信用Payment Addressの取得
      Walletの上部にあるこのアイコンをクリックし、[Request Payment]ボタンをクリックします。
 


      アドレス:と書かれている右の部分があなたのWalletへのPaymentアドレスです。
      取引所からこのアドレスへ送金すると、あなたのWalletにコインが振り込まれます。
      私はFull Nodeをスタートさせようとしていますので、今回は5002XDNAを送りました。
      端数の2XDNAについてですが、今後の送金手数料等の分を確保するために余分に送っています。
      本来、5001XDNAで十分足りるはずですが、心配なので念のため少し多めにしました。
     Light Nodeの場合は1001XDNA、Middle Nodeの場合は3001XDNAを用意しましょう。

2.Walletを暗号化しよう。

    取引所で手に入れたコインをWalletで受信する前でも後でも良いですが、
    Walletを暗号化しておきましょう。

      メニューより[Setting] -> [Encrypt Wallet]を選択します。
      暗号化する為のパスフレーズ(パスワード)を入力します。
      確認のために同じパスフレーズを入力して[OK]をクリックします。
      "もしパスフレーズを忘れてしまったら全てのコインを失います"というメッセージが表示されます。
      [YES]をクリックして先に進みます。書かれているように、絶対にパスフレーズは忘れないようにしてください。
      これで暗号化は完了しましたが、再読み込みするためにWalletアプリケーションを再起動する必要があります。
      [OK]をクリックすると、Walletが終了しますので、再度Walletを起動してください。

3.Maternodeの為のコインを自分のMaternodeアドレスへ送ろう。

    (1)Masternode用アドレスを取得
      コイン数が表示されている右下の[XDNA]という文字をクリックして表示されたウインドウで、
      [新規]をクリックします。

      LabelのところにMasternode_light1/Masternode_middle1/Masternode_full1のどれか、
      立ち上げようとしているマスターノードの名前を入力して[OK]を押します。

    (2)XDNAコインを自分のMasternodeアドレスへ送信
      作成したMasternodeアドレスを右クリックして[アドレスをコピー]を選びます。
      画面上部のこのアイコンをクリックします。
      表示されたウインドウ内のPay to入力エリアのどこかを右クリックして、先程コピーしたアドレスをペーストします。
      Amountの部分にLight nodeなら1000、Middle nodeなら3000、Full nodeなら5000XDNA丁度を入力します。
      送金する金額は、それ以上でもそれ以下でも駄目です。
      必ず、目的のMasternodeの金額を正確に入力してください。
      入力が完了したら[Send]ボタンをクリックします。

      この様にパスフレーズを求められますので、先程暗号化の時に設定したパスフレーズを入力します。
      送金金額の確認ウインドウが表示されます。赤字の部分は手数料です。
      問題なければ[OK]をクリックします。
      画面上部のこのアイコンをクリックします。
      送信トランザクションの状況が表示されます。
      送信したPayment to yourselfの左のアイコンが時計からチェックマークになるまで待ちましょう。
      ホーム画面に戻ると、こんな感じになります。
      手数料が引かれて、少し少なくなっています。w

4.Masternodeをコントロールする為のキーを取得しよう。

    画面上部のツールアイコンをクリックします。
    こんな画面になります。ここで、[Console]タブをクリックします。

    コンソール画面に切り替わります。ここで、下の入力エリアに2つのコマンドを入力します。
    masternode genkey
    masternode outputs


    そうすると、この様になります。キーに関してはぼかしを入れさせていただいております。
    この表示をコピーペーストして、メモ帳か何かに貼り付けてください。



    次にWalletのmasternode confファイルの編集を行います。


    [Tools] -> [Open Masternode Configuration File]を選択します。
 

    行を追加してmn1 [ipアドレス]:1945 [genkeyで取得したkey] [outputsで取得したtxhash] [outputsで取得したoutput idx]
    を入力します。


    最初のmn1はマスターノードの名前です。深く考えずにmn1で良いでしょう。
    ipアドレスは、その1で取得したサーバーのIpアドレスを入れます。アドレスの後ろにコロン(:)を付けて1945と入力します。
    次にmasternode genkeyと入力した時に得られたキーを入力します。
    3番目にmasternode outputsと入力した時に得られたキーを入力します。
    txhashはダブルクオーテーションの中だけ、output idxは殆どの場合1だと思います。
    忘れない様に追加してください。各値の間には必ず半角スペースを入れてください。
    編集が終わったら、保存してWalletを終了します。

5.サーバーにMasternode coreをインストールしよう。

    (1)サーバーに自分のユーザを登録しよう。
       i)その1でやったようにrootでサーバにログインします。
      ii)adduser ユーザ名  と入力します。ユーザ名は任意のスペースを入れない文字列です。
          passwordを入力、確認用のpasswordを入力してEnterを押していきます。
          最後にYを押して、ユーザ登録をします。

     iii)gpasswd -a ユーザ名 sudo    と入力します。
     iv)exit    と入力して、一度ログアウトします。
      v)今度は、ログインユーザ名とパスワードを今設定したものにしてサーバへログインします。
      無事ログインできれば成功です。

    (2)Coreのインストール。
      i)sudo apt-get -y install git     と入力します。
     ii)git clone https://github.com/XDNA-Core/XDNA-InstallMN    と入力します。
    iii)cd XDNA-InstallMN     と入力します。
    iv)bash install.sh    と入力します。
       Masternode Private Key:
       と入力を求められますので、先程取得した、Private Keyを入力します。
       続けて[y]/[y]とYesを選択していきます。
       sudo password for [user]:
       と表示されたら、ユーザのパスワードを入力します。
       入力後にインストールが開始されます。長い時は40分くらいかかります。
       途中で回線が切れたり、コンソールを閉じてしまわないように注意しましょう。
        途中、この様に表示されたら[enter]を押して継続します。

       この様に表示されたら、無事インストールは完了しています。
       5分待ってから何かキーを押してください。と出ていますので、とりあえず5分待ちます。
     Enterキーを押して、入力可能になったら、
     xdna-cli getinfo
     と入力して、情報を取得します。
      "blocks" :の右側の数値が、WindowsのWalletのCurrent blockと同じ数値になるまで待ちます。

      数値がCurrent blockと同じになったら、
      WindowsのWalletでまず、Walletのロックを解除します。
      パスワードは設定したパスフレーズです。
   
     Walletのコンソールに
     startmasternode alias false mn1
     と入力します。
      この様に表示されたら、マスターノードが無事開始されました。
      Walletのマスターノードアイコンをクリックすると。
      この様に、StatusがEnabledになっています。

  お疲れ様でした。これで作業は全て終了です。
      後は報酬が到着するのを待つのみです。!!


  少し待っているとこの様に、続々と報酬が送金されてきます。



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